プロ用セルフカラーで髪を暗くトーンダウン。美容師が教える上手なやり方
今回は美容師のわたしが家でいつもやっているおうちカラーの紹介です。今回は秋冬なので暗めの色になってます。
※セルフカラーなので、完璧を求める方はぜひヘアサロンでしてもらいましょう!わたしは今回全体染めしてますが、本来のわたしがすすめるセルフカラーはリタッチ(根元だけ染めること)と色を入れるくらいのことです。今回のようなトーンダウンは慣れていればやりやすいかと思います。注意点にお気をつけてください。ちなみにセルフでトーンアップ(今の髪色より明るくすること)やハイトーンにすることはオススメしてません。。セルフカラーの詳しくは他の記事も下記カテゴリーからご覧くださいね
まずはビフォーアフターをご覧ください
わたしは自分でブリーチしてたりするので10トーン以上のハイトーンになります。根元は黒髪プリンが3〜4センチ。
今回2、3ヶ月ぶりくらいに全体染めをします。(一般的に1月で1センチ伸びると思ってよいです。
余談ですが、ハイトーンやブリーチしている良さは、カラーシャンプーやカラートリートメントで色を入れて補えること(カラーしなくて良い)。
デメリットはすぐ色が抜けることですが、この2〜3ヶ月はカラーしなくてもカラートリートメントで全然大丈夫でした。忙しい身ではとても助かるのです。
これ使ってます↓↓
セルフカラーで用意するものとカラーレシピ
N-Ma6:C-N5=2:1(あんまり暗くしたくない方は3:1くらいで)
安定の4.5%のオキシで20分放置、シャワー時に乳化をしっかり目にしてよくシャンプーしてください。
暗めの色で一部にグレーカラーのブラウン(白髪染め)を使っているので汚さないようにお気をつけください。
なぜグレーカラーなのかは下記の方で説明していきますね。
ちなみに眉カラーも一緒にするのがおすすめです↓
結果♦︎秋冬カラーでくすみと透明感のあるスモーキーマット♦︎
こうなりました
くすんだマットブラウンですね。うっすら緑みが出て良い感じです。
6マットと5ブラウンを使っても、元がハイトーンのため、結果としては6〜7トーンになりました。もっと暗くするには薬剤の調節がひつようですが、このくらいが色が取れて落ちても綺麗なのでいいかなとおもいます。
ほんとはピンクにしたかったんですが、もう秋も終わりそうだし勇気がなかったので、年中お気に入りのスモーキーマットの暗めにしてみました。結構どんな方でも似合うと思います。ピンクはまた今度してみます。
同じマット系の色味でもトーンレベルで全然見え方違いますよね。前回の記事ではフォギーアッシュの8〜10レベルを使用しましたが、明るい青みは爽やかさが出て、暗い緑みだとシックな感じになりますね。
セルフカラー注意点と考察
今回はなんと、グレー(白髪染めのこと)のブラウンを使いました。つまりファッションカラーとグレーカラーを一緒にやったのです。ちなみにわたしは30代ですがまだ白髪は出てきてません。なのになぜ白髪染めを使ったのか。
- 第一に、根元から塗っても色が明るくならないので気にせずに根元からベタ塗り出来る(本来のカラー剤は根本は体温に近く明るくなりやすくなっているのでベタ塗りは要注意。白髪染めは根元から塗っても上がらないようになってます。白髪って根本から生えてきても白いですよね、それをカバーしながらトーンアップするための原理です)
- 第二に、2:1って書きましたけど気持ち的には3:1くらいの感じです(いつも正確に測らないので…)真っ黒には絶対したくないし、暗すぎると次明るくする時が本当に大変なんです。これめちゃ大事。真っ黒のトーンダウンはセルフカラーではオススメしてません。
つまり、グレーカラーを使うことで塗りやすくさせ、色をしっかり入れて長持ちさせるために使いました。
これはとても大事ですが、ハイトーンやすぐカラーが取れて明るくなりやすい方だったらやってみる価値ありです。元々暗くなる人はこの結果にするなら、グレーカラーは使わずにM5マットの5レベルくらいで染めるとちょうどそうなるかなと思います。
わたしは育児と仕事と時間がなく笑、できる限り長持ちしたいのでこのレシピにしましたっ
白髪が数本ある方にもグレーカラーの比率を上げてみたらこのレシピは有効ですね。
(白髪染めってほんとに奥深いしセルフカラーするにはとってもオススメなのですが、それはまた今度改めて記事にしたいと思います)
注意してと散々言っていても…
幾度となくセルフの注意点を見ておいてくださいといってますが、今回わたしは何も考えず子どもが家で活動してる時にフラッと染めてしまいました。結果的に焦って手にカラー剤がついてしまいました。。暗い色、特にグレーカラーはなかなか落ちないので肌やお洋服、壁などほんとに注意が必要です。トーンダウンで暗めの色を使う時はできれば1人になった時やお子さんが寝ている時をお勧めします。
まとめ
自分でカラーされた事がある方には、トーンダウンは簡単だと思われがちです。しかしプロ用をご自宅でされる場合はたくさんの注意点があります。気をつけて行うことと慣れればとても簡単で、何より発色が良く髪に優しいカラー剤を使うことができます。
コスパも良くクオリティも良いプロ用でセルフカラーをすることはメリットがたくさんあります。あくまで自己責任になってしまいますが、ぜひ注意点に気をつけてやってみてほしいと思います
ママ美容師が勧めるシャンプーはやっぱりジョンマスター。ジンアンドセイジがバニラの香りで癒されます♪
スキャルプ(頭皮)用でもあるのでストレスからくる痒みやベタつきなどあらゆるトラブルに効きます。こちらも試してみる価値アリ!
最近セルフカラーが流行ってる?
私のblogでは、実際にヘアサロンで使われているプロ用商材でセルフカラーをするシリーズが人気でよく読まれています(他の記事はカテゴリーのセルフカラーから是非!
実際使用した商品もブログに載せている為、最近購入される方がとても増えていて驚いています。
コロナの影響や色んな環境で美容室に行かれない、行きたくないなどの理由がある方には需要があるのかなと思います。
そういう方の参考になれば、と思います。
忙しい時に有効に活用していただきたいです。
今回使ったもの
N-M6が見当たらなかったので比較的近いものでリーフベージュ ブラウン6を選びました、これだったら単品でいいと思いますね。
5ABはグレーカラーです。アッシュブラウンですが使い勝手良し!C-N5として使っても◎
こちらは眉毛用に。個人差はあるでしょうが1本で1年近く持ちますのでおすすめ。
2剤は必ず必要です。
今回のカラーでいうと4.5%を使いました。そうするには6%のオキシに10%強入れてマヨネーズくらいの硬さにすると◎
眉毛は6%でオッケーです
♢セルフカラーの色選び
♢必要な道具♢
♢塗り方と注意点♢