セルフカラー注意点!美容室専売品のプロ用カラーでホームカラーする【前編】
こんにちは、フリーランス美容師のわたしです。
この色にしたいんだけどどうすればいいかな?と悩んでる方、手軽にプローユースのクオリティの高いもので染めたいという方に。
前編ではセルフカラーする前の注意点、気をつけるべきところを重点的にお伝えします。
こちらの後編で具体的な色選び、カラーに必要なものをご紹介しています。
セルフカラーをする理由はそれぞれ
私は美容師ですのでそろそろ染めないといけない時期や、新しいカラー剤を試してみたり、してみたいカラーがあればスタッフに染めてもらうことが基本です。
何故、わたしは美容師なのにセルフカラーをすすめるのか?(と他の美容師からしたら怒られそうな記事ですが…。)私自身ヘアサロンに営業後に残ってカラーしている時間がない為、セルフカラーをせざる得ないからと、楽だからです。
やっぱりお家で色々出来るのは楽であります。美容師でも自分でセルフカラーしてる人は結構いますよ!
忙しい方はセルフカラーしたいですよね。でも市販は嫌!という方結構いらっしゃるんじゃないかなと。
プロ用商材をセルフカラーでおすすめする理由
セルフホームカラーは市販ではなくプロ用を使って欲しいところです。
なぜかと言うと、染まりがいい(よくわからない変な薬じゃない)こともあるけど、いちばんは次回染めるときに美容師側がやりやすいというか、わかる範囲だからですね。
市販のものは色んな色があって発色がヘアサロンのものと比べ変に強く、次に染める時も残っていたりして思うような色に染まりづらい場合があります。
作り方がだれにでも合うように作られているため特殊と言うか、やっぱり変な色だなと思います。最近は泡とか出ててムラになりにくいようにできているとは思いますが、それでもどうなんでしょう、あまりオススメはしません。すみません笑
そして残留色素などでアルカリに傾いて髪が痛む問題があります。
セルフで使うカラーはプロユースなので少しコツを覚えれば手軽に素敵な良い色になれると思います。
オススメするナプラのナシードカラーは良い色に染まりますし、もちも良く、髪にもいいと思います。
さて、セルフカラーする前にお伝えすることが沢山あるので、次に準備や知識についてを。
セルフカラーする注意点
- 現在の自分の髪の状態を理解して薬剤を選ぶこと(後半も読んでみてください)
- 頭皮や肌が敏感の方は、サロンでは頭皮につかないように美容師さんが染めてくれますがおうちでやる場合は自己責任になります。敏感で痛む方はやめておきましょう。
- パッチテストを行いましょう。肌に合わない可能性があります。
- プロ用商材を使ったセルフカラーは少しコツがいります。塗り方動画を別記事で付属してるので見てみてください
- グレーカラー、濃く暗い色などは肌が染まりますので保護クリーム等を必ず使いましょう。
- 濃い色を使う時や扱いによってはお家が汚れますので、気をつけて塗りましょう。あまり慣れてないホームカラーではお家が汚れてしまう可能性があります(洋服なども)。
プロ用の手袋やハケ、カップ、クロスなどを使うことがオススメですが、綺麗に塗布しようとしても飛び散る可能性があります。下にこぼれてもいいように床に敷くタイプのシートなどもあるといいかもしれません。
ファッションカラーは比較的時間が経ってもメラミンスポンジなどで消えますが、グレーカラーの場合は気づかないでそのままにしておくとバッチリ壁や床に色がついちゃいます。
ショックなことなので、ゆっくり丁寧に塗布することで飛び散りや落下を防ぎましょう。シャワーで髪を洗い終わったあともお風呂場はしっかりお掃除!が基本です。
もし何かに付着してしまった場合は速やかに濡れぶきんなどで拭き、洗剤か何かでサッと拭き取ることが大事です。
セルフカラーはやめておいた方がいい方
次に、カラーリングの知識がある程度あった方がいいので説明します。
今までサロンで染めたことがある方はなんとなくカラーリングの流れがつかめるかと思います。
スムーズにセルフカラーした方がタイムロスを防げますし、より上手に染めれます。
美容師は簡単にしているように見えるかもしれませんが、カラーリングとは本来技術や経験が必要な技術なのでとても奥深いし難しいものです。
今の自分の髪がどんな状態なのか、自分の髪について全くわからない人は美容室でカラーをお願いします。
- 初めてカラーする人、黒染めしてる人、ロングの人、今までのヘアの履歴がめちゃくちゃな人は美容室へ行きましょう。
- 白髪染めが根元と毛先でムラになってる方や、髪の履歴が複雑な方は見た目にあらわれてなくてもとても傷んでいる可能性があります。そのままですとセルフカラーしても余計におかしくなります。
- ロングヘアでのセルフカラーはやめておきましょう。まず綺麗に仕上がらないと思います。均一に塗らずムラになりやすいです。鎖骨上〜ショートの方、また根元染めをしたい方におすすめです。
- 余談ですが白髪に入るカラートリートメントの商品類はあんまり染まらないように出来てるみたいです。(メーカーの方から、ちゃんと染まってしまったら次買わなくなってしまうからだと聞いたことがあります。。
- カラートリートメントやマニキュアしてる方、プロ用カラーを使っても色が思ったように入るかわかりません。失敗しやすいのでヘアサロンへ行きましょう。
※あくまで美容室へ行く時間のない方向けの自己責任になりますので注意しましょう
セルフカラー向きの人はどんな髪?
- グレーがあってカバーしたい(白髪)
- 根元が伸びてそこだけ染めたい
- 色が抜けている、もしくは明るくなっているので、全体をトーンダウン、色を入れたい
- 少しだけ色を変えたい
- 前だけ(目立つ部分だけ)染めたい
つまり、色を入れて落ち着かせたい、色味を変えたい人には向いてます。その逆で、今の髪よりも明るくしたい人には向いてません。
ムラになりやすい為、髪をもの凄く明るくしたい人、トーンアップにはセルフカラーは向いてません。
【疑問】プロ用を使ってもムラになりやすいのか
自分で上手に塗れないと不安だと思います。後ろとか見れないし。
確かに良い商材でもムラになります。
ですが、比較的馴染みやすい色味の選択と、カラーを塗る作業の慣れで解決します。そうすると一般的に見たら気にならないトレンドの髪色になれると思います。
プロから見ればムラだなと感じても、一般的な方には全然分からないからです。
とりあえず髪を傷めずに市販の安価なものではなく、美容室でも使われている良いカラー剤を使いたい方は、プロ用商材がオススメです。
まとめ
重要なのはその髪質と履歴を考えて、目標の色を目指した目的の色を設定することです。
どういう色にしたいかの結果は、今の髪の状態にとても大きく影響されます。
美容師であれば元の髪質、キューティクルが開きやすいなどの履歴や髪質を見極めることで、染める前の髪の状態でここは色が沈みやすいか明るくなりやすいか、ムラになりやすいの見て触ってわかりますが、1般の方には難しい。なのでトーンダウン、グレー染め、色味を少し入れる、変える方にはセルフカラーはおすすめです。
1度ムラになっている所を綺麗にするのはプロはお直しできますが、個人では難しいでしょう。
とにかく失敗しない色を選びましょう。
セルフカラーは今の髪の色・状態から色選定をすること(カラーを選ぶこと)がとても大事。コツを掴めばある程度思い通りの色に近づけるはずです!
長くなってしまったので後半で色の選定とカラーのおすすめを選びます!具体的なカラーの仕方の動画も貼ります、続きます。