日本人美容師として海外で働きたいと考えていますか?今の自分になにが足りないのか、また今のままで世界でどこまで通用するのか気になりますよね。
3年アメリカでヘアスタイリストとして働いた私が経験談と独自の偏見で書いていきます^_^
日本人の技術力はトップレベル!問題は語学力!
まず向こうの人々は日本人というだけで、技術や接客が丁寧だろうと思っている方が沢山います。
日本人の作るスタイルが好きで、日系のサロンに来店する方々もいます。日本人というだけでプラスな印象を与えることは確かにあります。
技術面はある程度通じる
同じアジア人なら髪質はそんなに変わらないと思うのでカットは大丈夫ですが、特有のクセや履歴、習慣などで美容師側が思ったスタイリングができない人も多いようです。
日本人ほどマメにメイクしたりアレンジしたりしないからですね。家での再現率が難しい気がします。
またすぐに欧米人の細い髪や癖が強いアフリカン系の髪を切れるか?というと、ある程度は出来るだろうと思います。
なぜかというと日本の美容師の技術レベルはやはり高いからです。日本人やアジア人の髪は固く太いので、ほかの国々の人たちは上手にカットするのが難しいのです(ヘルメットになるってよく言いますね)日本の髪を切り慣れている人だったら、現地でも上手な人はいると思うけど、
日本人美容師ならある程度はどんな国の、髪質の方でも上手く出来るはずですし、習得できます。
欧米ではカラーやホイルワーク、ブローなどはすごく細かく丁寧に行っているし、トレンドの色とかカルチャーもあると思いますが、とても勉強になるし学べるところが沢山あります!日本ではしない、できない技術が沢山みて学べるのはやはり楽しいですね。
日本人美容師の一番の問題は、接客にあります。
英語がある程度わからないと致命的
お店によってはレセプションが通訳としていてくれるところもあると思いますが、基本はスタイリストが英語で顧客とカウンセリングします。やはり言語をある程度理解してコミュニケーションしていきたいですよね。
英語がわからないと、やっぱり少し苦労します。それでも努力したら英語は徐々にわかります。英語漬けになるので、英語しか聞こえてこない環境です。そこで勉強していれば、聞いていれば、結構理解してきます。
勉強はするに越したことはありません。今から中学英語の教科書から始めてみましょう。とっても役にたちますよ、わたしは中学の頃から英語が好きで、成績だけは良かったのですが、教科書見返したり何もせずに行っても最初からなんとなく大丈夫でした^_^
英語を聞くこと、そして話すことが1番の近道です。現地では他の国の人と友達になるのがいいですね。英語漬けプラス勉強あるのみです。
サロンでは当たり前ですが、自信を持ってヘアスタイルを提案し、期待以上のものを作ることが求められますが
日本人美容師は技術よりも言語やコミュニケーション能力をしっかりと準備し、どんなお客様にも満足してもらいたいところですよね。
技術もたくさん学ぼう
先述の通りアメリカでは技術でいうと、カラーリングとブローが上手だと思います。
日本人ほど毎日シャンプーをする人はいないかもしれません。これは衝撃でした笑
また欧米の髪が細い人たちは本当によく絡んでしまって、雀の巣のようになってしまいます。
こうなると自分でといてシャンプーできない人もいるので、そういう人のためにドライバーが流行ってます。
シャンプーとセットのみのDRY&ブローのバーです。日本ではなかなかないですかね。トリートメントバーみたいな感じかな。
またカラーの種類の多さ、薬剤の幅広さ。欧米人の髪はアジア人よりも丈夫で、強い薬剤を使えるのでカラー比率がとっても高いですし、多様です。
塗り方や道具も面白いです。欧米人のカラー、ブローの技術は高いと思います。
そのサロンで是非習得したいところです
求められてるものが違う
日本ではトレンド、流行のものを提供することが多いですよね。同じ似たようなスタイルです。
アメリカでは本当にその人に合ったヘアスタイルが求められます。そして最初から『プロのあなたが言うならそうしましょう』と信頼してくれます。
それがチップとなって返ってくるため、アメリカではサービス業ほど豊かで報われるような印象があります。
まとめ
大事なのは英語の語学力と、お客様と自信を持ってコミュニケーションが取れる姿勢です。
簡単なフレーズを覚えて使ってみたり、英語の勉強をすることは必ずプラスに働きます。
そしてもちろん、現地に行っての情報収集がとっても重要です。常にアンテナを張って、自分にとって良い情報を得るようにしましょう。
技術も少しずつ吸収しながら、日本で培ってきたことを存分に発揮してほしいですね。
ここまで読んでくださりありがとうございました!